8月29日~9月4日JEPXスポット価格、週平均は小幅下落も中部以西で50円台相次ぐ

2026年9月4日

日本卸電力取引所(JEPX)によると、8月29~9月4日のシステムプライス週間平均は22.28円/kWhとなり、前週比0.35円安となった。週間取引量は約8.47TWhで、過去52週で最高を記録した前週の約9.51TWhから約11%減少した。

週間最高値は、9月1日(火)17:30~18:00に中部・北陸・関西・中国・四国・九州の6エリアで記録した53.2円/kWhだった。同時間帯の価格は、東京エリアが31.74円/kWh、東北エリアが25.00円/kWh、北海道エリアが20.15円/kWh。最高値をつけた中部以西と北海道の間では、約33円の値差が生じた。

中部以西では、同日の16:30~18:30にかけて4コマ連続で50円台が続いた。夕方の高騰は9月1日に限らず、8月31日(月)には50.00円/kWh、9月2日(水)には51.51円/kWhをつけ、3日連続で50円台に乗せている。夕方に太陽光発電の出力が低下する一方、気温の高い状態が続いて冷房需要が残り、需給がひっ迫した。

一方、東京エリアでは同時間帯の価格は29~32円台で推移し、中部以西ほどの価格上昇はみられなかった。ただし、9月3日(木)8:30~9:00には、東京エリアだけが1コマで48.11円/kWhまで急伸した。同時間帯の中部以西は34.60円/kWhで、前後のコマも29~36円台にとどまっている。

週間最安値は0.01円/kWhで、8月30日(日)に北海道と四国の両エリアで記録した。太陽光発電による供給余剰を背景に、北海道は9:00~11:00の4コマ連続、四国は9:30~10:30の2コマと13:30~14:00の1コマが同水準となった。北海道が最安値をつけた9:00~11:00は、東京・中部・北陸・関西エリアが14.70~15.66円/kWh、東北エリアが9円台、中国・九州エリアが8~9円台で推移しており、0.01円/kWhまで下げたのは両エリアにとどまった。

9月5日(土)以降は、東日本・西日本ともに最高気温が30℃前後となり、これまでの猛暑は一旦落ち着く見込みだ。台風や前線の影響で曇りや雨となる地域も多く、50円/kWhを超える高値がつく可能性は低下するとみられる。

ただし、蒸し暑さが残れば一定の冷房需要が見込まれる一方、曇天や雨により太陽光発電の出力低下も予想される。このため、日中でも30円/kWh前後の高値水準となる可能性がある。

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