
(画像:パワーエックス)
IBeeTと東急不動産は8月28日、宮城県白石市で20MW/75.2MWh「宮城白石蓄電所」を共同開発すると発表した。2026年度中に着工し、2028年度の運転開始を予定している。
両社は2026年6月、共同出資によりSPC(特別目的会社)の宮城白石蓄電所を設立した。IBeeTは同社の代表社員として事業運営を担うとともに、プロジェクトマネジメント業務の委託を受ける。蓄電システムの構築や竣工後の運営体制の整備など、立ち上げを支援する。
東急不動産は案件開発や用地取得を担当し、子会社のリエネがアセットマネジメントおよびアグリゲーション業務を担う。なお、各社の出資比率などの詳細は公表されていない。
パワーエックスは同日、販売パートナーの伊藤忠商事と共同で、同SPC向けに蓄電池システム「Mega Power 2500」を計30基受注したと発表した。独・SMA製のPCS(パワーコンディショナー)と組み合わせたシステムが採用される。
同蓄電所は、経済産業省の2025年度「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」の採択を受けている。補助金の執行団体である一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)の資料によると、約11億3,000万円の交付が決定している。
IBeeTは、分散型電源の普及を目的に2021年、伊藤忠商事と東京センチュリーの出資により設立された。同社と東急不動産が共同で手掛ける、経産省の蓄電所補助事業としては、本件が3件目となる。これまでに2022年度補正予算で採択された20MW/56MWh「御徳蓄電所」および2024年度に採択された20MW/82MWh「飯塚勢田蓄電所」を開発している。
また、2026年3月には、東急不動産が主導する系統用蓄電池コンソーシアムのリブラに出資参画した。リブラは特別高圧の蓄電所6件・計約174MWの開発を推進している。