
イーレックスは5月13日、新潟県で計画中の112MWの「イーレックス新潟(仮称)Jバイオマス発電所」について、2025年度の長期脱炭素電源オークションで落札したと発表した。
同発電所は木質ペレットやパーム椰子殻(PKS)を主燃料とし、運転開始は2029年度を予定している。今回の落札により、同社は原則20年間、落札価格に応じた容量収入を受け取る見込みだ。
系統接続については、2019年より検討していたバイオマス発電所の接続検討を流用するとしている。イーレックスは2019年、新潟県聖籠町でバイオマス発電所の検討を開始し、2020年にENEOSと共同で300MWの開発を進めると発表していた。一方で、2025年11月に同発電所の共同開発を中止しており、今回落札した案件は、当時の接続検討や立地を引き継ぐ形で開発されるとみられる。
バイオマス発電は、太陽光や風力などの変動性電源に比べ稼働率が高く、データセンターなどの24時間安定した電力を必要とする需要家との親和性が高い。そのため、イーレックスは、「GX戦略地域制度」に基づく産業団地等の脱炭素化推進事業や、地方自治体との連携を通じ、発電所周辺へのデータセンター誘致を検討していく予定である。
同社は2026年5月時点で、7ヵ所・計493MWのバイオマス発電所を保有している。このうち、20MWの「土佐発電所」は高経年化に伴い、2024年9月より運転を休止している。