中国電力、山口県柳井市のLNG火力発電所のリプレースに関する環境影響評価準備書を公表

2026年5月15日
高効率GTCCの採用で165.7MWの出力増強へ
(画像:TT mk2、CC BY-SA 4.0)

中国電力は5月12日、山口県柳井市のLNG火力「柳井発電所2号系列リプレース計画」について、環境影響評価準備書を経済産業大臣および関係行政機関へ提出したと公表した。縦覧期間は、2026年5月13日〜6月26日。

同発電所は、786MWの1号系列と792MWの2号系列で構成。2号系列のうち、2-1号と2-2号の計396MWを廃止する。一方で、高効率コンバインドサイクル(GTCC)方式を採用した、522.7MWの新2号機を設置する計画だ。

これにより、同発電所の総出力は現在の1,539MWから1,704.7MWへと引き上げられる。準備工事は2027年7月、本体工事は同年9月を予定しており、2030年7月の運転開始を目指す。

柳井発電所は、1号系列が1992年、2号系列が1996年にそれぞれ運転を開始。同発電所は、中国電力が保有する5ヵ所・計6.3GWの火力発電所の一つで、石炭火力の「三隅発電所」に次ぐ規模である。

原子力発電所の再稼働が進む一方、計画外停止のリスクや再エネの出力変動への対応も重要となっており、調整力を担う高効率LNG火力の更新・開発計画が進んでいる。一例としては、北海道電力の「石狩湾新港発電所」や九州電力の「新小倉発電所」6号機のリプレース計画などがある。また、九州電力は2026年3月、西部ガスと共同で福岡県の「ひびき発電所」の運転を開始した

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