
関西電力は5月8日、蒸気漏れを受けて福井県の原発「美浜発電所」3号機を手動停止したと発表した。
同日午前4時8分、高圧タービン周辺からの蒸気漏えいを知らせる警報が発信された。その後、中央制御室で運転員が監視カメラを通じて蒸気を確認したため、午前4時24分に原子炉を手動停止した。
今回の計画外停止を受け、関西エリアでは不足する電力供給を補うため、LNG火力および石炭火力の出力が引き上げられた。
全国の電力供給エリアの中でも、関西エリアの原発比率は過去1年間で2番目に高く、30%を超える水準にある。こうした原発依存度の高いエリアでは、安定供給を確保するうえで、比較的柔軟に出力調整が可能な火力発電所の重要性が改めて浮き彫りとなった。
なお、関西電力は本事案の原因調査を進めるとしており、同3号機の運転再開の目処は立っていない。