
(画像:グローム・ホールディングス)
医療関連事業を主力とするグローム・ホールディングスは8月14日、栃木県栃木市の1.9MW「GM西方町金井2465蓄電所」について、7月10日に引渡しを完了し、事業を開始したと発表した。
事業開始は、当初計画から約7週間の前倒しとなった。2026年4月の系統用蓄電所事業へ参入を決議した時点では、事業開始予定日を9月1日としていた。その後、同社が希望する事業規模の案件が成約可能となり、設備の検収も完了したため、引渡しは7月10日となった。
用地面積は2,888m2。本案件に係る契約は、連結子会社の福山医療器が締結した。電力の需給調整を担うアグリゲーターとも契約を締結しているが、社名は公表されていない。蓄電システムにはHuawei製の「LUNA2000」シリーズが採用されているとみられる。
同社が投資対象としているのは、許認可の取得と設備の設置が一定程度進み、試運転段階にある案件で、土地の権利と系統接続の権利関係が整理されているものである。開発段階のリスクが相対的に低いことが、契約から引渡しまでの期間の短さにつながっているとしている。
今後は、2026年内に需給調整市場の一次調整力への参入を目指す。また2026年7月には、完全子会社の「グローム・エナジー株式会社」の設立を発表した。系統用蓄電所事業を医療関連事業に次ぐ第2の中核事業に育成するためだとしており、設立および事業開始は8月を予定している。
同社の蓄電所初号案件は、2026年5月に取得を決議した兵庫県の1.9MW「豊岡市但東町蓄電所」である。引渡しおよび事業開始は8月1日を予定していたが、現時点では完了したかどうかは公表されていない。