
CEF H2は8月20日、福岡県大牟田市で計画する出力約149.9MW「(仮称)有明H2パワー発電所」について、環境影響評価方法書を提出した。縦覧期間は、2026年8月20日〜9月19日。
同発電所は、株式会社三池火力発電所が保有する175MWの石炭火力「三池発電所」2号機をリプレースするもので、既存の発電所敷地内に建設する計画だ。
発電設備は、ガスタービン2基と蒸気タービン1基で構成する。蒸発量230t/hの熱回収蒸気発生器を備える。併せて、500MWの水電解装置、合計75tの水素タンク、合計1.3GWhのコンテナ型リチウムイオン蓄電池を設置する。
既存設備の撤去工事は、2027年6月から2028年2月を予定している。CEF H2は新設備を2028年8月に着工し、2031年3月の運転開始を目指す。
今回の「方法書」は、CEF H2が提出した環境影響評価関連の文書としては第一段階にあたる。「環境影響評価法」では、出力112.5MW以上150MW未満の火力発電は第2種事業に区分されるため、手続きの初期段階である「配慮書」の提出は不要とされる。
電力広域的運営推進機関によると、本事業は2025年度の長期脱炭素電源オークションで落札されており、調整係数適用後の落札容量は146.4MWである。同オークションでは、英・Hoku Energyの日本法人であるホクエナジーも水素専焼火力の106.6MW「第一発電所」を落札しており、2025年度に落札された水素専焼火力はこの2件である。
三池発電所1号機は1971年から1988年まで運転し、当初は三井アルミニウム工業が自家消費用に利用していた。2号機は1975年に運転を開始した。