JERA、LNG火力の袖ケ浦発電所リプレースで環境影響評価方法書を公表、2032年以降順次運開予定

2026年7月18日
JERAはリプレースにより発電効率を高める
(画像:JERA)

JERAは7月16日、千葉県のLNG火力で合計出力3,600MW「袖ケ浦火力発電所」のリプレース計画について、環境影響評価方法書を関係行政機関に提出したと発表した。縦覧期間は、2026年7月17日〜8月17日。インターネットでの公表は8月31日まで実施する。

本計画は、既設1~4号機を段階的に廃止し、各出力870MWのガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)方式の発電設備を3基新設する。更新後の合計出力は約2,610MWとなり、新1号機は2032年、新2号機は2033年、新3号機は2041年の運転開始を予定している。環境影響評価手続きは2025年11月に開始した。

既設1〜4号機はいずれも1970年代に運転を開始しており、老朽化が進んでいる。1号機は2025年に廃止済みで、稼働中の2~4号機も2027年度~2032年度にかけて順次廃止する。

新設する設備は、熱効率約64%の高効率発電方式を採用し、CO2排出量の削減を図る。将来的には、水素やアンモニアへの燃料転換や、CO2回収・貯留(CCS)システムの後づけも視野に入れる。

JERAは、高経年化した火力発電設備について、発電効率の高い設備への更新を進めている。東邦ガスとは、愛知県知多市にあるLNG火力「知多火力発電所」7・8号機を共同開発しており、2029年度中の運転開始を目指す。石油火力については廃止された発電所もある。2026年4月には愛知県田原市の計1,400MW「渥美火力発電所」3・4号機の廃止が完了し、同発電所の全設備が廃止された。

また、同社は2026年6月、早ければ同年夏にも石炭火力を含む長期PPAの販売再開を検討していると発表している。脱炭素を進める一方で、中東情勢などの地政学的リスクによるLNG価格の変動に対応するとしている。

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