
ESRホールディングスは、福島県いわき市において52MW/171MWhの系統用蓄電所を開発する計画であることが分かった。これは、福島民友新聞が7月15日に報じたものである。運転開始は2030年4月を目指すという。
本案件は現在、調査および基本設計の段階にあり、設備の詳細や安全対策の具体的内容は未定である。今後、関係機関との協議を経て具体化される予定だ。2026年7月12日には、近隣住民向けの説明会が開かれ、事業者側に安全対策を求める質問が寄せられた。
報道によると、同社は本案件に先駆けて、2MW/8MWhの蓄電所開発も進めており、2028年4月の運転開始を予定しているという。
ESRホールディングスは、再エネに関する調査およびコンサルティング事業を展開するESRの完全子会社である。蓄電所のほか、地熱、バイオマス、小水力発電、マイクロ風力など、再エネ発電分野で幅広い案件を開発している。
蓄電所事業では、2026年4月に愛媛県今治市で系統用蓄電所を着工した。設備容量は公表されていないが、東京ガスグループがEPC(設計・調達・建設)とアグリゲーションを担当する。この今治市の案件と、報道にある2MW/8MWhの案件が同一かどうかは分かっていない。
また、同社は2025年2月から、自社で接続検討を申し込んでいる蓄電所案件について、事業者を募集している。開発した案件を他の事業者へ引き継ぐビジネスモデルも採用しているとみられる。