JEPX 2026年9月取引会員、電力取引は4社増加、非化石価値取引は16社増加

2026年10月22日
テクノ矢崎はグループ内PPAを実施している
(画像:テクノ矢崎)

日本卸電力取引所(JEPX)の公式資料をもとにエネハブで確認したところ、2026年9月は、電力取引会員として新たに4社が加入し、脱退した会員はいなかった。また、非化石価値取引会員には17社が加入し、1社が脱退したため、16社の純増となった。

電力取引会員数は2026年9月30日時点で384社、非化石価値取引会員数は673社となった。

2026年9月に電力取引会員として登録された4社は以下の通り。括弧内はJEPXの「取引会員一覧」に掲載された日付。

空調設備や省エネソリューションなどを手掛けるテクノ矢崎は、2026年5月に小売電気事業者に登録している。同社は、太陽光発電を対象としたグループ内PPAを展開しており、エネハブのPPAデータベースによると、これまでに2件・計4.8MWのPPAを締結している。

  • パワープール株式会社(9月2日)
  • 株式会社デンケン(9月9日)
  • 東京リズエナジ株式会社(9月24日)
  • テクノ矢崎株式会社(9月30日)

非化石価値取引会員に加入した17社は以下の通り。中部電力グループのシーテックは太陽光、風力、小水力発電などを手掛けており、2026年9月には自動車部品メーカーの愛三工業向けにバーチャルPPAの提供を開始した。

  • テクノ矢崎株式会社
  • 岡山県企業局
  • 川崎汽船株式会社
  • 株式会社今治あきない商社
  • ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社
  • ローム株式会社
  • 株式会社エネコード
  • 野村不動産マスターファンド投資法人
  • 株式会社ヤクルト球団
  • パシフィコ・エナジー播州メガソーラー合同会社
  • 野村不動産プライベート投資法人
  • 株式会社サントエナジーうえだ
  • 株式会社シーテック
  • 株式会社山陰合同銀行
  • 島根県企業局
  • 株式会社東邦銀行
  • 半田・知多地域エネルギー株式会社

一方、WFS&Jカンパニー株式会社9月30日付で非化石価値取引会員から脱退した。

なお、大陽日酸株式会社は2026年4月1日付で日本酸素株式会社に社名変更を行なったため、取引会員の名称変更が行われたことが9月24日に発表された。

日本卸電力取引所は2003年に設立され、2005年にスポット市場と先渡市場での電力取引を開始。さらに時間前市場、ベースロード市場などへと取引市場を拡大してきた。

電力取引市場では、発電事業者と小売電気事業者が取引会員となり、電力取引を行う。一方、非化石価値取引市場は、2018年に開設した。2021年11月にはFIT電源が取引対象の「再エネ価値取引市場」と非FIT電源が取引対象の「高度化法義務達成市場」の2市場に分割された。高度化法義務達成市場では、小売電気事業者のみが非化石証書を購入できる。一方で、再エネ価値取引市場では小売電気事業者に加え、需要家の直接購入が可能になった。

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