
関西電力は10月2日、完全子会社のE-Secondおよび太陽光発電所の売買などを手掛けるアポロと、既設FIT太陽光発電所のリパワリングや買取などに関する包括協定を締結したと発表した。
E-Secondは今後3年間で、アポロから約300ヵ所の既設FIT太陽光発電所を取得することを目指す。
本協定では、アポロが既設FIT太陽光発電所を仕入れてリパワリングを実施し、リパワリング後の発電所をE-Secondが取得する。E-Secondは取得後、O&M(運用・保守)や発電管理、売電の最適化などを通じて、発電所を長期にわたり管理および運用する。関西電力は、FIP制度への移行やコーポレートPPAの組成などを通じて、これらの発電所で生み出される再エネの有効活用に取り組む。なお、取得対象となる発電所の合計出力や所在地、取得開始時期は公表されていない。
関西電力によると、既設FIT太陽光発電所では、設備の経年化や維持管理、事業承継、買取期間終了後の収益確保などが課題となっている。3社は、発電性能の維持や向上を図るリパワリングと、発電所の取得および長期運用を組み合わせ、既存の再エネ電源を長期にわたり活用する事業モデルの構築を目指す。
アポロは2000年に設立され、富裕層向けに太陽光発電や省エネ機器を活用した商品開発や資産運用コンサルティングなどを手掛ける。
関西電力は2026年8月、同年に設立したE-Secondを通じて、既設FIT太陽光発電所の買取とアセットマネジメント事業を開始したと発表している。同事業では、2040年度までに取扱容量を累計500MWに拡大することを目指す。