
(画像:九州電力)
九州電力は6月18日、大分県豊後大野市の水力「軸丸発電所」について、リパワリング工事を完了し、同日から運転を再開したと発表した。同社によると、軸丸発電所は2021年5月から運転停止し、更新工事を実施していた。
同発電所では、水車と発電機の更新、水圧鉄管の取替、導水路の補強などを実施した結果、最大出力は従来の12.5MWから13.6MW(+1.1MW)へと増強した。年間発電電力量は、約70GWhから約73GWh(+3GWh)へと増加する見込みである。
軸丸発電所は1920年に運転を開始。経済産業省の事業計画認定情報によると、2020年度に5MW以上30MW未満の水力発電を対象としたFIT価格20円/kWhで認定を取得した。
今回のリパワリング工事には、同社が2023年に発行した100億円のグリーンボンドによる調達資金の一部が充てられた。
本案件は、2025年、2026年4月にそれぞれ工事を完了した、大分県九重町の1.7MW水力「町田第一発電所」、豊後大野市の9.9MW水力「沈堕発電所」に続く取り組みとなる。
九州電力は2025年3月時点で、139ヵ所・計約3.5GWの水力発電所を保有する。これまでにも、経年化した発電所のリパワリング工事に多数取り組んできた。同社は大分、宮崎、鹿児島の水力発電所4ヵ所でリパワリング工事を実施しており、2028年10月までに完了する予定である。また、大分県玖珠町の4.5MW水力「玖珠発電所」においてもリパワリング工事を進めており、2029年3月の完了を見込んでいる。