スターシーズ、新株予約権発行で蓄電所事業拡大へ、2025年調達未達を受け最大約120億円調達を目指す

2026年6月21日
新株予約権行使で59億円を蓄電所事業に充当予定

スターシーズは6月8日、系統用蓄電所事業の拡大などを目的として、6月25日付で第8〜10回の新株予約権を発行すると発表した。

2026年6月26日から2029年6月25日まで行使可能な第8回、第9回の新株予約権を Cantor Fitzgerald Europe に割り当てる。また、2031年6月25日まで行使可能な第10回募集分の割り当て先は、サステナブルエナジー投資事業有限責任組合だ。すべての新株予約権が行使された場合、同社の調達資金は総額119億7,700万円となる。

今回の発行は、系統用蓄電所事業と仮想通貨の保有を目的として、2025年9月に実施した新株予約権発行に続くものとなる。前回は、権利行使時の調達目標が総額26億9,200万円であった。それに対し、実際の調達額は9,991万円にとどまったため、残存分を自己取得した後、消却した。

今回の調達資金の使途について、すべての新株予約権が行使された場合、スターシーズは59億円を系統用蓄電所事業に充当。残額をAIデータセンター事業と既存のアパレル事業に投じる計画だ。

系統用蓄電所事業向け資金の内訳としては、57億4,000万円を案件開発と建設資金に充当する予定だ。また、RE100電力との連携によるアグリゲーション技術の高度化に8,000万円、社内システム開発に8,000万円をそれぞれ充てる。

同社は2027年度までに、合計100MW/400MWh規模の系統用蓄電所50件の開発・運用を目標としている。

なお、スターシーズは2026年2月期において、2019年2月期以来となる黒字決算となった。これは主に、蓄電池資産の売却が業績を押し上げたことによるものだとしている。

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