
(画像:リコーPFUコンピューティング)
リコー傘下のリコーPFUコンピューティングは6月11日、生産拠点の鳥取事業所において、出力1.2MWソーラーカーポートの運用をオンサイトPPAに基づいて開始したと発表した。なお、サービス事業者名は公表されていない。
同設備は鳥取事業所の従業員駐車場に設置された。屋根上の耐荷重制限を回避するとともに、将来的な工場拡張に向けた土地利用の柔軟性を確保するため、カーポート型を採用したという。6月12日の日本経済新聞によると、駐車場の収容台数は約400台で、太陽光パネルの設置面積は5,736㎡である。
同設備による年間発電量は、約1.4GWhを見込んでいる。これは、工場全体の消費電力の約20%に相当する。災害などによる停電時には、カーポートスペースを一時避難場所として近隣住民に開放する。また、蓄電池の設置されていることから、「防災拠点」としての機能も備える。
リコーPFUコンピューティングはリコーの完全子会社である。産業向けコンピュータ製品の開発・製造を担い、2025年4月に設立された。今回のPPA導入は、同社にとって公表ベースで初となる 。
一方、親会社のリコーは2026年度に始動した新中期経営戦略のもと、新たなESG戦略を策定。2030年度に再エネ比率を85%、2040年度に100%とすることをグループ目標としている。これまでにも複数のPPA契約を締結しており、2022年12月には上里建設グループとの間で、年間2,240MWhのバーチャルPPAを公表している。
ソーラーカーポートは、屋根設置型の代替または補完策として導入が広がっている。最近では、ピーク・エナジー・ジャパンによるJTEKT香川工場での2MW案件や、東京センチュリーによる川崎重工業西神戸工場での約1MW案件などがある。