
(画像:パワーエックス)
三栄産業は、中国、四国、九州エリアの4ヵ所で各1.9MW/8.2MWhの系統用蓄電所を開発する。本件は、同社がこれまでに公表している4ヵ所の高圧蓄電所に続く取り組みであり、これにより開発計画は計8ヵ所に拡大する。これは、蓄電システムを供給するパワーエックスが6月19日に発表したものである。
今回公表された4ヵ所では、パワーエックスの蓄電システム「Mega Power 2700A」をそれぞれ3基ずつ導入する。各蓄電所の運転開始時期は、岡山県玉野市の案件が2026年夏、広島県福山市と香川県三豊市の事業が2026年秋、熊本県荒尾市の蓄電所が2027年春を予定している。
エネハブによるパワーエックスへの取材によると、岡山県の計画は、経済産業省の2025年度予算「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」に採択された。補助金の執行団体である一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)の資料では、三栄産業への交付額は約1億4,800万円となっている。
三栄産業がこれまでに公表している高圧蓄電所は、熊本県熊本市の「(仮称)植木町蓄電所」、埼玉県の「(仮称)秩父市蓄電所」、栃木県栃木市の「(仮称)都賀町蓄電所」、熊本県の「(仮称)荒尾市野原蓄電所」となる。エネハブの系統用蓄電所データベースによると、いずれも1.9MW/8.2MWh規模で、パワーエックス製の蓄電システムを採用している。このうち植木町蓄電所は蓄電システムの納入が完了しており、三栄産業にとって蓄電所事業の初号案件となる。
同社は、太陽光発電所のEPC(設計・調達・建設)事業を主力としている。これまでに1,000件以上・総発電容量約165MWの実績を持つ。また、2023年にはオンサイトPPA事業を開始した。