
(画像:東京電力リニューアブルパワー)
東京電力リニューアブルパワーは7月31日、長野県長野市にある出力9.5MW「小田切発電所」1号機のリプレース工事を完了し、7月30日に運転を再開したと発表した。同機は2022年12月から運転を停止し、設備更新を進めていた。
今回の工事では、長年使用した水車と発電機を取り替えた。高効率となる仕様を採用し、設備性能の向上を図ったとしている。同発電所は1・2号機で構成されており、最大出力は16.9MW。2号機についても現在リプレース工事を進めており、2026年度中の運転開始を予定している。
経済産業省の事業計画認定情報によると、同発電所は2016年度に、1MW以上30MW未満の水力発電を対象としたFIT価格24円/kWhで認定を取得している。
小田切発電所は、1954年に運転を開始した。現在は発電に加え、犀川への放流量を適正に保つ逆調整池としての役割も担っている。
同社が設備更新工事を実施した水力発電所は、今回で35ヵ所目となる。直近では2026年6月に山梨県大月市の15.8MW「駒橋発電所」3号機、同年7月に山梨県早川町の23.3MW「田代川第二発電所」1・2号機の工事を完了し、いずれも運転を再開している。
東京電力リニューアブルパワーは、163ヵ所・計9.8GW規模の水力発電所を運転しており、老朽化した水力発電設備の更新を段階的に進めている。また、水力を活用したコーポレートPPAなど再エネ利用の拡大にも取り組んでいる。2026年7月には、パナソニックグループの小売電気事業者であるパナソニックオペレーショナルエクセレンスとオフサイトPPAを締結した。長野県の1MW「栃川水力発電所」など、同社が保有する複数の水力発電所の電力を活用する。