
(画像:東京電力リニューアブルパワー)
東京電力リニューアブルパワーは7月23日、山梨県早川町の水力「田代川第二発電所」1・2号機について、リパワリング工事を完了し、7月22日に運転を再開したと発表した。両機は2024年2月から運転を停止し、設備更新を進めていた。
今回の工事では水車と発電機を取り替え、最大出力を従来の22.7MWから670kW引き上げた。出力の内訳は1号機が11.6MW、2号機が11.7MWとなる。
経済産業省の事業計画認定情報によると、同発電所は2021年度にFIT認定を取得した。5MW以上30MW未満の既設導水路活用型における水力発電事業のFIT価格は12円/kWhだった。認定された設備容量は23.9MWで、今回公表された最大出力を約530kW上回っている。
田代川第二発電所は1928年に運転を開始した。静岡県を流れる大井川の水を利用しており、発電に使った水はその後も複数の発電所で活用される。同社によると、発電に有効な落差は約500mで、同社の一般水力発電所では最大だという。
同社による水力発電所のリパワリング工事は、今回で34ヵ所目となる。直近では2026年6月、栃木県日光市の4.7MW「所野第三発電所」と山梨県大月市の15.8MW「駒橋発電所」3号機の工事を完了し、いずれも運転を再開している。
東京電力リニューアブルパワーは、2025年3月末時点で163ヵ所・合計出力9,797MW超の水力発電所を保有している。設備の老朽化が進むなか、他の大手電力会社と同様に、水力発電設備のリパワリングを段階的に進めている。