
東京電力リニューアブルパワーは7月28日、パナソニックグループの小売電気事業者であるパナソニック オペレーショナルエクセレンス(以下、PEX)とオフサイトPPAを締結したと発表した。電力供給は2026年12月より開始する予定である。
長野県栄村の出力1MW「栃川水力発電所」など、東京電力リニューアブルパワーが保有する複数の水力発電所の電力を活用する。PEXを通じて、関西エリアの複数のパナソニック事業所へ24時間体制で供給される見込みだ。
本PPAは、PEXにとって初めてとなる水力発電由来の電力供給である。年間供給量は約4.6GWhを見込んでおり、これは栃川水力発電所の年間想定発電量約6.1GWhの約4分の3に相当する。
経済産業省の事業計画認定情報によると、栃川水力発電所は2019年3月に出力1MW以上5MW未満の中小水力を対象としたFIT価格27円/kWhで認定を取得した。FITの買取期間は、運転開始から20年後の2030年11月までだが、今回のPPAを実施するにはFIPへの移行が必要となる。
PEXはこれまでにも、九電みらいエナジーが保有する地熱発電所の電力を活用し、蓄電池メーカーのパナソニックエナジーと年間約50GWhのオフサイトPPAを締結し、供給を開始している。
エネハブのPPAデータベースによると、東京電力リニューアブルパワーがグループ外の企業と結んだオフサイトPPAは、ヒューリックとの契約に続いて2件目となる。ヒューリック向けには、新潟県の6.6MW「下船渡発電所」の電力が活用されている。