
(画像:Jパワー)
電源開発(以下、Jパワー)は7月1日、和歌山県北山村の「七色発電所」で水車ランナを更新し、最大出力を従来の82MWから85.8MW(+3.8MW)へと増強したと発表した。
更新した水車ランナは、コンピューターによる水流シミュレーションを活用して翼形状を最適化したもの。これにより、水車発電機のエネルギー変換効率が向上し、水車の有効落差や最大使用水量などの水利使用条件を変更することなく、発電出力を引き上げた。
同発電所は1965年に運転を開始した。七色ダムを利用する水力発電所で、最大使用水量は毎秒140トン。
Jパワーは老朽化した水力発電所のリパワリング工事を進めている。2025年11月には、高知県北川村の19.2MW「長山発電所」1号機、同年12月には福島県檜枝岐村の126MW「奥只見発電所」3号機、2026年3月には高知県本山町の43.2MW「早明浦発電所」の設備更新工事を完了した。
近年は、大手電力各社による水力発電所の設備更新が相次いでいる。ここ数ヵ月では、東京電力リニューアブルパワーが山梨県大月市の15.8MW「駒橋発電所」3号機、北陸電力が富山県富山市の9.5MW「神通川第三発電所」、九州電力が大分県豊後大野市の13.6MW「軸丸発電所」の運転を再開している。