
(画像:北陸電力)
北陸電力は4月15日、同社が保有する富山県富山市の水力「神通川第三発電所」について、リパワリング工事が完了し、同月14日付で営業運転を再開したと発表した。
今回の工事では、水車設備の改修を実施した結果、発電出力は従来の9.4MWから9.57MWへと170kW増加した。これにより、年間発電電力量は約700MWh増加する見込みである。
神通川第三発電所は、1955年1月に運転を開始した。同発電所は、同社およびグループ各社が保有する150ヵ所以上・合計出力2.1GW超の水力発電ポートフォリオの一部を構成している。同社は2030年代初頭までに、再エネ電源を2018年度比で1GW追加する開発目標を掲げている。その一環として、既設水力発電所のリパワリングや既存設備の有効活用を通じた出力の増強に取り組んでいる。
直近でリパワリングを実施した水力発電所には、岐阜県の「中崎発電所」、富山県の「馬場島発電所」および「猪谷発電所」などがある。
北陸電力は、2050年までにカーボンニュートラル達成に向け、脱炭素化の取り組みを進めている。水力発電による発電量の拡大に加え、石炭火力発電所におけるバイオマス混焼比率の拡大などを行っている。