
(画像:原子力規制委員会)
関西電力は9月1日、福井県の電気出力826MW「美浜発電所」3号機について、10月9日に運転を再開すると発表した。
発電を再開して送配電網に接続する「並列」は、9月15日を予定している。日程は、5月8日の手動停止の原因となった高圧タービンの蒸気漏れへの対策と、6月16日に開始した定期検査の進捗状況、今後の作業工程を精査したうえで決めた。
同社によると、蒸気漏れへの対策では、保全体制の再点検に加え、上部車室閉止キャップの交換やガイドラインの制定を進めた。高温や高圧の蒸気と水が流れる機器はすべて対象とし、適切な管理状況を改めて確認した。
同社は現在、稼働可能な原子炉7基のうち3基が停止している。美浜原発3号機のほかは、4月から定期検査中の高浜原発3号機と、8月に自動停止した大飯原発3号機。稼働中は、高浜原発1・2・4号機と大飯原発4号機の4基となる。
関西電力送配電のデータによると、停止が相次いだ影響で、2026年8月の関西エリアにおける原子力の供給割合は21.4%にとどまった。2022年10月の20.4%以来、最も低い水準となる。なお、福島第一原発事故後に再稼働が始まって以降の最高値は、2024年5月の49.9%だった。