
コレックホールディングスは8月31日、系統用蓄電所事業に参入すると発表した。同日の取締役会で、岡山県久米郡の約2MW/約8MWh「(仮称)岡山蓄電所」の取得を決議した。
取得するのは土地と高圧系統用蓄電所で、2026年9月と公表している。同月に着工し、2027年3月の運転開始を見込む。
電力運用は専門のアグリゲーターに委託し、同社はそれに伴う対価を受け取るとしている。建設を担うEPC(設計・調達・建設)事業者と、電力運用を担うアグリゲーターは、いずれも公表されていない。
取得先と取得価額についても、当事者間の守秘義務により非公表である。ただし、価額は2026年5月末時点の連結純資産である9億2,700万円の30%以上に相当するとしている。
資金は金融機関からの借入で充当する。同社は本件に先立つ8月14日、三菱UFJ銀行および千葉銀行から5年間で各3億円を借り入れる決議を開示しており、8月31日付で実行する予定としていた。
本業は、対面営業とメディア運営を組み合わせたマーケティングで、新電力などの電力関連案件を受託するBPOも手掛ける。エネルギー分野では太陽光パネルや蓄電池の販売から施工までを一貫して担っており、2024年には住宅用太陽光発電を販売するC-clampと、太陽光パネルの販売や蓄電池の設置を手掛けるAoieを子会社化した。
東証スタンダードやグロース市場に上場する企業が系統用蓄電所事業に参入する動きは相次いでおり、今回はグローム・ホールディングス、ポート、東邦レマックなどに続く事例となる。