
(画像:TAOKE ENERGY)
TAOKE ENERGYは8月28日、2MW/8.1MWh「宮城県刈田郡蔵王町2MW高圧蓄電所」について、8月27日付でBTホールディングへ引き渡したと発表した。系統連系は7月24日に完了しており、12月から需給調整市場に参入し、商業運転を開始する予定だ。
本案件では、TAOKE ENERGYが開発、EPC(設計・調達・建設)および系統連系を担った。引き渡し後も、電力市場での運用は同社が継続して担当する。
運用面では、蓄電所のシステムインテグレーションやエネルギー管理、アグリゲーションなど、開発から運転開始まで一貫した支援体制を提供する。
2026年2月には、グループ会社のパワープールが系統用蓄電所投資ファンド「ジャパンパワーストレージ」を設立した。TAOKE ENERGYは匿名組合出資者として20%を出資している。同ファンドの初号案件となる、2MW/8MWh「岐阜県各務原市②号2MW高圧蓄電所」は同年7月に系統連系を完了した。
同社は、他の案件でも需給調整市場での運用を進めている。2026年7月に「愛知県知多郡阿久比町2MW高圧蓄電所」と「三重県志摩市阿児町2MW高圧蓄電所」、同年8月に「岩手県滝沢市2MW蓄電所」でそれぞれ一次調整力の提供を開始した。3案件はいずれも2MW/8MWhである。愛知、三重の2案件は、同ファンドを通じた投資案件では初の一次調整力への参入となる。
BTホールディングは、ステンレスタンク大手ベルテクノの持株会社で、再エネ開発を手掛けている。経済産業省の事業計画認定情報によると、同社が青森県と秋田県で保有する運転開始済みの陸上風力発電所は22ヵ所・合計出力422kWacである。蓄電所案件は公表ベースでは、本件が初とみられる。