
(画像:TAOKE ENERGY)
TAOKE ENERGYは7月14日、2MW/8MWh「岐阜県各務原市②号2MW高圧蓄電所」の系統連系を7月7日に完了したと発表した。SPC(特別目的会社)のPOWER POOL 6号を通じて進めてきた案件で、同社にとって外部資金を活用した初の蓄電所ファンド案件となる。
高圧蓄電所をエリア内に分散配置することで、大規模蓄電所とは異なる柔軟な運用が可能になるという。なお、電力運用はパワープールが担当する。
TAOKE ENERGYのグループ会社であるパワープールは2026年2月、系統用蓄電所投資ファンド「ジャパンパワーストレージ」を設立。あわせて、完全子会社のPOWER POOL 6号が保有していた2MW/8MWhの高圧案件6件を、同ファンドへ事業譲渡した。TAOKE ENERGYは匿名組合出資者として20%を出資し、クラダシは総額6億円を出資して約13.3%の持分を取得した。
さらにJALCOホールディングスは同年6月、ジャパンパワーストレージ1への匿名組合出資を決議し、24.5%の持分を取得すると発表。エネハブの系統用蓄電所データベースによると、ファンドへ事業譲渡した6件はいずれも2MW/8MWh規模で、合計12MW/48MWhとなる。今回の案件を含め、栃木県小山市、愛知県知多郡、愛知県田原市、三重県志摩市、秋田県男鹿市の全6件が系統連系済みである。
TAOKE ENERGYはこのほか、2026年6月に「愛知県豊川市2MW高圧蓄電所」と「岐阜県各務原市2MW高圧蓄電所」の2案件について、需給調整市場の一次調整力への参入を発表している。豊川市の案件は商用案件である。一方、後者は自社投資による実証・運用案件で、自社開発のEMS(エネルギーマネジメントシステム)を含む蓄電システムの機能向上や稼働検証を担っている。今回系統連系した②号案件とは別の蓄電所とみられる。
同社は、系統用蓄電所のシステムインテグレーションやEMS、アグリゲーション、遠隔監視、運用など、開発から運転開始まで一貫した支援体制を提供している。2025年12月には、千葉県成田市の1.9MW/8.1MWh蓄電所をJALCOホールディングスへ売却する予定を発表した。同案件では、EPC(設計・調達・建設)に加え、運転開始後のアグリゲーションとO&M(運用・保守)も継続して担う予定である。