
(画像:菊水)
菊水は8月25日、和歌山県と栃木県の2ヵ所で各1.9MW/8.1MWhの系統用蓄電所の開発に着手したと発表した。両案件とも、運転開始は2027年夏頃を予定している。
同社が系統用蓄電所事業を自社で開発するのは初めてで、蓄電所事業への本格参入となる。
和歌山県の案件は、PCS(パワーコンディショナー)にHuawei製を、蓄電システムに同社製の241kWh「LUNA2000-241-2S1-DS」34基を採用する。栃木の案件は、PCSにダイヘン製、蓄電システムにCATL製の407.3kWh「EnerOne+」20基を導入する。
菊水は太陽光発電設備や蓄電システムの設計、施工、開発を手掛けており、系統用蓄電所の施工にも携わってきた。今回の開発を通じて蓄電所の開発および運用のノウハウを蓄積し、自社保有案件の開発を進めるとともに、他社向けのEPC(設計・調達・建設)事業をさらに拡大する方針だ。
太陽光発電事業では、2024年にauリニューアブルエナジーと提携し、2024年度と2025年度に計15MWの発電所を共同開発した。2025年には、関西電力関連のSPC(特別目的会社)と太陽光発電所の売買契約を締結しており、2028年度までに計35MWの案件を開発し、同SPCに売却する予定だ。
経済産業省の事業計画認定情報によると、菊水は2026年7月末時点で、兵庫県、和歌山県、広島県に、8ヵ所・計2.1MWdc/1.5MWacのFIT太陽光発電所を保有している。