
(画像:ポート)
ポートは6月19日、系統用蓄電所3件を新たに開発すると発表した。これにより、2027年3月期における開発案件数は累計10件となり、これに既に稼働済みの3件を加えると、蓄電所は計13件となる。
新規開発の3件は、「京都木津川蓄電所」「長野下伊那蓄電所」「京都福知山蓄電所」で、いずれも2026年8月頃の着工を予定。運転開始時期は、それぞれ2027年5月頃、同年11月頃、2028年1月頃を見込んでいる。
同社はこれまで、標準規模である2MW/8MWhの案件を開発してきた。今回の3案件のうち、京都木津川蓄電所は2MW/8MWhである一方、長野下伊那蓄電所と京都福知山蓄電所の2案件は2MW/5MWhで開発する。運転継続時間4時間と2.5時間の案件を比較し、異なる容量での収益性検証を行う。
3件の投資額の合計は約11億円で、複数の金融機関からグリーンローンを活用して調達する計画だ。
ポートは2026年4月、蓄電所事業への本格参入を果たし、2027年3月期中に最大10件程度の開発を目指していた。2026年4月に4件、同年5月に3件の開発投資を決定しており、今回の3案件を加えて目標の10件に到達する。
なお、5月に開発を決定した3件は、それぞれ異なるアグリゲーターを選定する方針だ。同社は、蓄電容量やアグリゲーターを比較することで、運用性能や収益性など、最適な事業モデルの検証を進める。
また、参入検証の一環として、2025年に群馬県内で運転を開始した2MW/8MWhの蓄電所3件は、初年度から黒字化を達成した。続く2027年3月期においても、さらなる利益の積み上げを見込んでいる。