エネルギーパワー、和歌山県で2MW/7.7MWh系統用蓄電所を計画、セール&リースバックで資金調達へ

2025年12月14日
効率的に投資資金を確保する手法で資金調達
(画像:エネルギーパワー)

小売電気事業者のエネルギーパワーは先月、和歌山県湯浅町に建設する「有田湯浅町メガパワー蓄電所」(2MW/7.7MWh)の取得を取締役会で決議したと発表した。取得価格は約7.35億円。

同社の発表によると、イースト・エンジニアリングが建設を担当し、事業用地(1,540㎡)に、2026年3月着工、同年7月に竣工・引き渡しを予定している。

エネルギーパワーは、蓄電所の所有権をMUFGファイナンス&リーシング(旧 東銀リース)に売却した後に、同社から再び借り入れるセール&リースバック方式によって蓄電所を運営することも決議した。これにより、財務の健全性を維持しつつ、他の蓄電池事業への投資資金を確保する狙いがある。具体的には、同社に蓄電所の権利を譲渡し、5年間でリース料総額4.74億円の条件で同蓄電所を運営する。蓄電所の所有権移転およびリース開始は2026年11月17日を予定している。

また、エネルギーパワーは、今後の設備投資に向けた資金調達手段として、三菱UFJ銀行と4.8億円の当座貸越契約(借入限度額を設定し、その範囲内で借入・返済の繰り返しが可能な融資)を締結し、2025年11月27 日〜2026年11月27日までの期間で利用する計画だ。

今回の案件は、従来のプロジェクトファイナンスや事業者が自己資本および通常の企業融資に依存せずに、市場取引による高圧系統用蓄電所を開発するための、新たな代替手段を示す事例となる。

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