東北電力、女川原発2号機の原子炉を5月18日に再起動、湯気漏出の原因は金属片の挟まり

2026年5月19日
調整運転を経て営業運転を再開へ
(画像:東北電力)

東北電力は5月18日、電気出力825MW「女川原子力発電所」2号機について、同日16時に原子炉を起動したと発表した。同機は16日、定期検査中のトラブルを受けて原子炉を停止していた。

女川原発2号機は2026年1月14日から定期検査を実施しており、5月11日に原子炉を再起動、14日に発電を再開した。しかし15日、タービンを回すための蒸気を分離し、水分をためるタンクから放射性物質を含む微量の湯気が発生したことを受け、16日14時53分に原子炉を冷温停止していた。なお、当初は6月上旬から中旬をめどに営業運転の再開を予定していたが、計画変更はないとしている。

点検の結果、タンクから排水を溜める桝につながる弁に金属片が挟まっていることが確認された。東北電力によると、この弁については事前試験で漏えいがないことを確認していた。ただし、調整運転で出力を上げ、高温・高圧状態となった段階で改めて漏えいの有無を確認することが求められている箇所であり、電気出力約50%の状態で点検を実施した際に確認されたとしている。なお、金属片は除去済みで、現在は正常な状態に復旧している。

同社は、今後発電を再開し、調整運転を行いながら改めて漏えいがないことを確認するとしている。

なお、同2号機では5月19日7時38分頃、緊急時に原発の状況などを遠隔で把握する施設に電気を供給する電源車で軽油が滴下するトラブルもあった。同日午後に同型の電源車への入れ替えが完了しており、同原子炉への影響はないと発表している。

女川原発2号機は、福島第一原発事故後、2024年12月に営業運転を再開した。東北エリアで唯一再稼働している発電所で、通常稼働時の発電量は、同エリアの電力需要の約10%に相当する。

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