ウエストHD、広島県で10MW/34MWhのウエストニュージーランド村系統用蓄電所の受電開始

2026年5月19日
2030年度までに特別高圧案件6件を開発予定
(画像:ウエストHD)

ウエストホールディングス(以下、ウエストHD)は5月12日、広島県安芸高田市に10.8MW/34.5MWhの「ウエストニュージーランド村系統用蓄電所」を開発し、4月1日より受電を開始したと発表した。特別高圧系統用蓄電所は同社初となる。

同蓄電所は、ウエストHDが保有する太陽光発電所「ウエストニュージーランド村ソーラーパーク」の隣接地に併設された。同発電所は、2008年に閉園した「広島ニュージーランド村」の跡地に建設。太陽光パネルは38,472枚を設置し、出力は9.6MWで、2016年3月に運転開始した。

蓄電システムは、TMEIC製を導入。ウエストHDは2025年4月に、同社と高圧の系統用蓄電所開発に向けた業務提携契約を締結している。アグリゲーターは、再エネと蓄電池分野で業務提携している、東芝エネルギーシステムズを吸収合併で4月に統合した東芝が担う。

同発電所は、ウエストHDが発電事業者としてFITに基づき売電を行っている。同蓄電所は、卸電力市場での取引から運用を開始。順次、需給調整市場へ参入する計画だ。

ウエストHDは、将来的には同発電所で発電した電力を蓄電所に充電する予定である。また、2030年度までに、今回の案件を含め、国内6ヵ所で合計214MW/771MWhの特別高圧蓄電所を開発する予定だ。

さらに、ウエストHDは2026年2月に系統用蓄電所ファンドを設立し、同年3月末までに8社から約70億円を調達した。調達規模などを踏まえると、開発案件に加え複数の高圧案件を取得する可能性がある。

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