9月19日〜25日JEPXスポット価格、最高値は東京などで50.01円、火力停止相次ぐ

2026年9月26日

日本卸電力取引所(JEPX)によると、9月19日〜25日のスポット市場におけるシステムプライス週間平均は17.97円/kWhとなり、前週比0.20円高と4週ぶりに上昇した。週間取引量は約6.9TWhで、前週の約7.5TWhから約8%減少した。

19日~23日は、21日(月)の敬老の日と23日(水)の秋分の日に挟まれた22日(火)も国民の休日となり、5連休となった。システムプライスの日平均は、19日(土)が16円台、20日(日)が15円台で、いずれも前週の同じ曜日を上回った。21日~23日は西日本を中心に晴天が広がり、太陽光発電の出力が増えたことで、前週の同じ曜日(20~22円台)を下回る16~17円台で推移した。ただし、東京・中部エリアの日平均は25~28円台と高い水準が続き、システムプライスの下げ幅は限られた。連休明けの24日(木)は22円台、25日(金)は19円台に上昇した。

週間最高値は50.01円/kWhで、22日と24日に記録した。22日は東京エリアのみが16:30~19:00のうち4コマで最高値をつけ、北海道・東北エリアとの間には約41円の値差が生じた。

24日は、東京エリアが16:00~19:00の6コマ連続で最高値となり、東北エリアも5コマ、北海道エリアも2コマで同水準に達した。一方、北陸以西は終日30円/kWhを下回り、同日16:00~16:30には東京と四国の間で週内最大となる約42円の値差が開いた。

東京エリアでは、LNG火力の鹿島共同発電所5号機、君津共同火力発電所5・6号機が19日~21日に相次いで停止・出力低下しており、停止原因はいずれも「燃料制約」とされている。燃料制約は、LNGなどの燃料の調達や受け入れが計画通り進まない状態を指す区分で、在庫不足や輸送、船積みの遅れなどが背景にあることが多い。鹿島共同発電所5号機は19日、21日、24日と週内に3度停止した。停止・出力低下の発生時期が台風の接近と重なっていることから、台風の影響でLNG船の接岸や荷役が一時的に滞り、在庫が細ったことが燃料制約につながった可能性も考えられる。

週間最安値は0.01円/kWhで、北海道・東北・関西・中国・四国・九州の6エリアで記録した。22日は6エリアすべてが日中に同水準となり、最も長かった北海道・東北エリアでは8:30~16:00の15コマ連続、九州エリアでも13コマ連続となった。

このほか、20日と21日は九州エリア、23日は北海道・中国・四国・九州エリアで0.01円/kWhをつけた。平日に戻った24日と25日も四国、東北の両エリアで最安値を記録しており、晴天による太陽光発電の出力増加が日中の価格を押し下げた。

9月26日(土)〜10月2日(金)は秋雨前線の停滞や台風の影響で太陽光発電の出力が伸びにくい見通しだ。日中の価格は下支えされやすくなる。

東京エリアでは、鹿島共同発電所5号機の直近の停止について、9月24日時点では25日に復旧するとされている。ただし、同様の再停止が続けば、22日や24日と同じく夕方を中心に価格が急騰する可能性がある。

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