
マニエスグループは9月15日、1.9MW/8.1MWh「群馬県太田市西長岡町蓄電所」が2026年8月に運転を開始したと発表した。事業主体は同社グループが投資および運営するSPC(特別目的会社)で、グループとして初めての系統用蓄電所となる。
卸電力市場ではすでに運用を始めており、同年12月には需給調整市場への参入を予定している。同社によると、将来的には容量市場への参入も視野に入れ、複数市場を組み合わせた運用で収益源の多様化を図る。
本事業では、投資判断に向けた事業性評価から、O&M(運用・保守)事業者との契約条件の交渉、アグリゲーターと連携した市場運用方針の策定までをマニエスグループが主導した。
TAOKE ENERGYが8月28日に系統連系の完了を発表した「群馬県太田市西長岡町2MW蓄電所」は所在地、規模、運転開始時期、需給調整市場への参入時期が一致することから、本蓄電所と同一である可能性が高い。同社は群馬県太田市の蓄電所を「単独販売案件」としており、販売目的で開発した設備をマニエスグループが取得したとみられる。
同一案件であれば、TAOKE ENERGYが同蓄電所のEPC(設計・調達・建設)からO&M、プロジェクトマネジメントまでを担い、自社のEMS(エネルギーマネジメントシステム)も導入している。また、アグリゲーターは同社の子会社であるPOWER POOLが務める。
マニエスグループはこれまで、太陽光発電所の事業開発・自社投資に加え、開発支援やアセットマネジメントを手掛けてきた。自社グループ案件を含めて保有案件は合計約6.2MW、底地権保有案件は合計約9.8MWだ。2025年にはJR西日本グループの太陽光発電所開発とオフサイトPPAの組成を支援し、2026年4月には第2号案件の運転開始を発表している。