
(画像:TAOKE ENERGY)
TAOKE ENERGYは8月28日、「群馬県太田市西長岡町2MW蓄電所」および「佐賀県伊万里市2MW蓄電所」の運転を開始したと発表した。両案件とも、設備規模は2MW/8MWhである。
両蓄電所とも受電日は2026年8月10日である。需給調整市場への参入は、佐賀県伊万里市の蓄電所が同年11月16日、群馬県太田市の蓄電所が同年12月1日を予定する。
事業形態は2ヵ所で異なる。群馬県太田市の蓄電所は単独販売案件、佐賀県伊万里市の蓄電所はTAOKE ENERGYによる自社投資案件である。市場運用と制御は、いずれも子会社のパワープールがアグリゲーターとして担う。
同社は、蓄電所の設計から構築、自社のEMS(エネルギーマネジメントシステム)による制御と監視、市場での運用までをグループ内で完結させるモデルを進めている。
蓄電池のメーカーは公表されていない。ただし、TAOKE ENERGYは2018年から中国の蓄電池メーカーCATLとパートナーシップを結んでいる。2025年2月には日本市場向けに300MWhを調達する契約を締結しており、今回の案件についてもCATL製とみられる。佐賀県伊万里市の蓄電所のPCS(パワーコンディショナー)にはNR Electric製製を採用した。
TAOKE ENERGYは複数のエリアで系統用蓄電所の開発を進めている。2026年2月には、パワープールが投資ファンド「ジャパンパワーストレージ」を設立した。同年7月には、外部資金を活用した初号案件となる「岐阜県各務原市②号2MW高圧蓄電所」の系統連系を完了した。さらに8月27日には、「宮城県刈田郡蔵王町2MW高圧蓄電所」をBTホールディングへ引き渡した。同蓄電所では開発からEPC(設計・調達・建設)、系統連系までを同社が手掛け、引き渡し後の電力運用も継続して担当する。
近年は、蓄電所の開発から電力運用までを自社グループで担う事業者が増えている。イーレックスは2026年4月、2MW/8.1MWh「宮崎県串間市蓄電所」の運転を開始し、開発からアグリゲーションまでを自社で手掛けている。