日本卸電力取引所(JEPX)によると、5月30日~6月5日のシステムプライス週平均は17.24円/kWhとなり、前週比1.00円安。前週に比べて暑さが和らいだこともあり、価格水準はやや低下した。

一方、5月31日(日)の東京エリアでは、休日にもかかわらず一時的な価格上昇がみられた。当日は前週の日曜日と比べて5℃以上高い気温が予想されていたものの、高値が発生した時間帯とその前後の価格水準は前週とほぼ同じであった。
具体的には、5月31日(日)15:00~15:30の約定価格は49.99円/kWhとなり、前後の時間帯である14:30〜15:00の18.68円、15:30〜16:00の26.04円を大きく上回った。
同様の傾向は前週の5月24日(日)にもみられた。14:30〜15:00は45円、15:00~15:30は50円/kWhで約定した。一方で、14:00〜14:30は26.22円、15:30〜16:00は18.49円にとどまった。このことから、一時的な高値形成には気温だけでなく、入札行動も一定程度影響した可能性がある。また、今後も東京エリアでは、休日であっても特定の時間帯に40~50円/kWh台の価格形成がされることも考えられる。
6月2日(火)から3日(水)にかけては、台風や前線の接近に伴う悪天候の影響で、西日本から東日本の昼間価格が上昇した。2日(火)は東京・中部・北陸・関西エリアで、8:30~16:30の時間帯に30円/kWh前後で推移した。翌3日(水)には東北・東京エリアで7:30~14:00にかけて30~45円/kWh台となった。太陽光発電の市場投入量が減少したことで、価格が高止まりしたとみられる。

6月6日(土)以降の一週間は、一時的に曇りや雨となる日もあるものの、全国的には晴れ間が広がる日が多い見込みだ。大幅な気温上昇も予想されていないことから、晴天時には太陽光発電の出力が見込まれ、昼間の価格が低下しやすい展開が予想される。