
不動産賃貸業や太陽光発電事業を展開するライジングネクストは、福岡県大牟田市の出力2.5MWdc/1.9MWacの太陽光発電所をFIP制度に移行し、約8.1MWhの蓄電池を併設する。これは本事業を支援するグリーングロースが6月2日に発表したものである。
蓄電池の運転開始は2027年春を予定。需給調整市場での取引は、同年夏に開始する見込みである。グリーングロースは、事業スキームの設計や事業性評価を支援してきた。現在は、事業実施段階でのプロジェクトマネジメントを担っている。FIP移行後は、運用からアグリゲーションまでを一気通貫で支援する。
経済産業省の事業計画認定情報によると、同発電所は2012年度に10kW以上の太陽光発電を対象としたFIT価格40円/kWhで認定を取得。2013年に運転を開始している。
両社は本取り組みを起点に、新たな太陽光発電所や蓄電所の開発、地域の需要家への再エネ導入の提案などについて検討を進めるとしている。これにより、既設太陽光のFITからFIPへの移行や蓄電池の併設を推進していくとみられる。ライジングネクストが持つ地域の事業者や金融機関、需要家とのネットワークと、グリーングロースの再エネ分野における知見を組み合わせることで、事業機会の創出を目指す。
ライジングネクストは、祐徳近海汽船および壽海運のグループ会社である。経産省のデータによると、本案件は同社唯一のFIT/FIP太陽光発電所である。一方、グリーングロースは2025年、福岡県のかがし屋が保有する太陽光発電所のFIP移行と蓄電池併設支援に関する契約を受託した。