
(画像:東北電力)
東北電力は5月29日、新潟県聖籠町で稼働するLNGを燃料とする出力4.1GW「東新潟火力発電所」の1・2号機のリプレース計画について、環境影響評価準備書を提出した。縦覧期間は、2026年6月1日~7月14日。
準備書によると、同社は汽力発電方式の既設1・2号機を廃止し、⾼効率でCO2排出量の少ないコンバインドサイクル発電方式の6・7号機を新設する計画だ。これにより出力は、設備容量は600MWが2基の計1.2GWから、650MWが2基の計1.3GWへと拡大する。
一方、現在稼働中のコンバインドサイクル発電方式の1,210MWの3号系列と1,750MWの4号系列は、引き続き運転を継続する。
東北電力は2023年11月に本事業の環境影響評価手続きを開始し、2024年5月には「方法書」を公表していた。今後は2027年9月に準備工事を開始し、同年10月から本体工事に着手する予定だ。6号機は2031年3月、7号機は2036年3月の運転開始を目指している。
電力広域的運営推進機関の公表資料によると、6号機は2023年度の長期脱炭素電源オークションで落札した。7号機については着工まで十分な期間があることから、今後実施される同オークションに参加する可能性もある。
東新潟火力発電所は、東北電力が保有する8ヵ所・合計出力10GW超の火力発電所の中で最大規模である。
また、東北電力は設備改修を伴わない出力制御プログラムの最適化による出力向上にも積極的に取り組んでいる。2017年には「仙台火力発電所」4号機および「新仙台火力発電所」3号系列で出力向上を実施したほか、2026年2月には「上越火力発電所」1号機でも同様の取り組みを行っている。