
伊藤忠エネクスは5月29日、国内企業3社とともに、大分県で51MW/204MWhの「大分日出蓄電所」を開発すると発表した。運転開始は2028年9月頃を予定している。
本事業の開発主体はSPC(特別目的会社)のアルタイルで、伊藤忠エネクスは8億円を出資し、持分比率は14.5%である。
同蓄電所のアセットマネジメントは、三井住友信託銀行とRSアセットアドバイザーズの合弁会社であるRSBMが担う。アルタイルは、あおぞら銀行をアレンジャーとするノンリコース型プロジェクトファイナンスを組成した。なお、融資額や条件などの詳細は公表されていない。
伊藤忠エネクスの出資比率から推計される総出資額は約55.1億円である。設備投資額を6,000万円/MWhと想定すると、総事業費は約122億円となる。本融資はその約55%に相当する水準だ。
大分日出蓄電所はプロジェクトファイナンスにより資金調達を行った、その他のフルマーチャント(完全市場取引)型蓄電所に続く案件となる。具体的には、レノバが主導する静岡県の90MW/270MWh「菊川西村蓄電所」、大和エナジー・インフラが北海道で開発中の約38MW/160MW「千歳蓄電所」、日本蓄電池が全国14ヵ所で開発を進める2MW/8MWhの高圧系統用蓄電所などがある。