ヘキサ、計90MWの系統用蓄電所を長期脱炭素電源オークションで落札、計画中案件含む累計容量は3GWh

2026年5月24日
非リチウムイオン蓄電池で2件落札

米・I Squared Capitalグループの日本プラットフォームであるヘキサ・エネルギーサービスは5月14日、2025年度の長期脱炭素電源オークションにおいて、系統用蓄電所2件を落札したと発表した。調整係数適用後の落札容量は合計90.4MWとなる。

対象は、中国エリアで開発予定の46.9MW「HC25中国第一蓄電システム」と東北エリアの43.5MW「HC25東北第二蓄電システム」。運転継続時間を6時間と仮定すると、合計100MW/600MWh規模になるとみられる。

両蓄電所とも「リチウム電池以外の蓄電池」で落札している。蓄電池の種別については明らかになっていないが、NAS(ナトリウム硫黄)電池については日本ガイシが2025年10月に製造事業からの撤退を発表。このことから現在、主に住友電気工業が国内で供給しているレドックスフロー電池が候補の一つとなる可能性がある。

ヘキサ・エネルギーサービスは、初回となる2023年度の同オークションでも11件を落札している。2025年11月には、採択案件のうち全国初となる「田川蓄電所」の運転を開始した。

エネハブの系統用蓄電所データベースによると、同社は北海道白老町、恵庭市三重県松阪市における案件の建設に着手している。いずれも2027年の運転開始に向けて、建設を進めている。さらに2026年3月には、これらの着工済み案件と三重県伊賀市の案件を対象に、三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行からプロジェクトファイナンスによる資金調達を行っている。

ヘキサ・エネルギーサービスの開発中案件を含む系統用蓄電所は、2025年11月時点の549MWから、2026年5月時点では、約650MW/3GWhに拡大した。

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