
(画像:東北電力)
東北電力は9月28日、岩手県遠野市にある出力3MWの水力「附馬牛発電所」でリパワリング工事が完了し、同日付で営業運転を再開したと発表した。
同発電所は1931年に運転を開始し、約100年が経過して高経年化が進んでいたことから、2023年6月から工事を進めていた。
今回の工事では設備を全面的に更新し、2基あった水車発電機を1基に統合したほか、機器を操作する動力を油圧式から電動式に切り替えた。これにより、保守管理の省力化や、機器故障率の低減による停止期間の短縮につながるとしている。また、水車発電機の効率が向上したことで、出力を変えずに年間発電電力量が従来比で約6%増加する見通しだ。
東北電力が保有する水力発電所は200ヵ所以上・計約2.5GWに上る。同社は高経年化した設備のリパワリングに加え、ダム式発電所で使用水量を増やし、出力を向上させる取り組みも進めている。2026年4月には、福島県西会津町の「第二上野尻発電所」で、既設設備を更新せずに最大出力を100kW引き上げた。
2022年以降の累計では、9ヵ所で計11.6MWの出力増加となり、水力発電を最大限活用するための取り組みが進められている。