
ヴィーナ・エナジー・ジャパン傘下の日本風力エネルギーは10月1日、秋田県男鹿市において、SPC(特別目的会社)の秋田おが風力が計画している最大出力46.2MW「(仮称)秋田おが風力発電事業」の環境影響評価方法書の縦覧を開始した。縦覧期間は2026年10月1日~11月2日。
事業実施区域は約1,395.6haで、出力4.2~6.2MWの風力タービンを最大11基設置する計画である。2031年4月の着工、2033年の運転開始を目指す。
本事業は「方法書」段階から環境影響評価手続きを開始した。「環境影響評価法」に基づき、最大出力37.5MW以上50MW未満の風力発電は第二種事業に該当し、「配慮書」手続きが必須ではないためだ。
計画地周辺では、複数の陸上風力発電所が稼働している。2006年にエムウインズ八竜の28MW「八竜風力発電所」、2015年に男鹿風力発電の28.8MW「男鹿風力発電所」、2020年にA-WIND ENERGYの39.9MW「A-WINDかたがみ風力発電所」がそれぞれ運転を開始した。
環境影響評価手続き中の案件も複数ある。男鹿中いりあい風力開発の最大46.2MW「(仮称)男鹿中いりあい風力発電事業」は、2024年に「方法書」段階を終え、現地調査などを進めている。一方、サミットエナジーの最大100MW「(仮称)大潟村風力発電所新設事業」は、2013年に「方法書」が公表されたものの、その後の進捗は確認されていない。
ヴィーナ・グループは現在、国内で陸上風力発電所3ヵ所を保有している。2021年に熊本県の「苓北風力発電所」、2022年に青森県中泊町の「中里風力発電所」、2025年に長崎県西海市の「中浦風力発電所」がそれぞれ運転を開始した。
また、島根県の「(仮称)島根県浜田市風力発電事業」と鹿児島県の「(仮称)かごしま郡山風力発電事業」は環境影響評価手続きを完了し、それぞれ2028年7月、2029年3月の運転開始を目指している。さらに、青森県の「(仮称)やまなみ風力発電事業」や秋田県の「(仮称)岩城・雄和風力発電事業」などでも、環境影響評価手続きを進めている。