
中部電力は8月7日、長野県木曽町の旧木曽駒高原宇山カントリークラブ跡地で、出力21MW「メガソーラーきそ」の建設工事に着手したと発表した。運転開始は2027年9月を予定している。
年間発電電力量は約35GWhを見込む。事業主体は、2024年9月に設立されたSPC(特別目的会社)で、中部電力の完全子会社CEPCO-Rが全額を出資している。
メガソーラーきそは、中部電力が公表する太陽光発電所では最大規模となる。一部出資する大分県の19MW「Daigas大分みらいソーラー」と、岩手県の18MW「宮古くざかいソーラーパーク」を上回る。同社はこのほか、岩手県の3ヵ所や静岡県の2ヵ所を含む複数の高圧案件に加え、400ヵ所の低圧案件の開発も進めている。
中部電力グループは、2030年頃までに保有、施工、保守を通じて3,200MW以上へ再エネを拡大する目標を掲げている。
本事業は、国内で建設が進む数少ない新設の大規模太陽光発電所の一つとなる。近年は、高齢化などを背景に収益性が低下したゴルフ場が、特別高圧の太陽光発電所の数少ない開発用地として活用されている。ポルトガルの電力大手EDP Renewablesは2026年5月、2019年に閉鎖された福島カントリークラブの跡地を活用し、福島県で44MWdc/35MWac「NW福島CC太陽光発電所」の運転を開始した。