
(画像:関西電力)
関西電力は7月9日、既設の原子力および水力発電所を活用したオフサイトPPAの提供に向け、法人需要家と小売電気事業者を対象とした問い合わせ窓口を開設したと発表した。
固定価格で電力と環境価値を提供するもので、契約期間などの条件の詳細は明らかにしていない。
東北電力や北陸電力などは、これまでに水力発電所を活用したPPAを公表しているが、関西電力によると、原子力の活用は国内初となる。出力が安定したベースロード電源が選択肢に加わることで、太陽光や風力など変動性電源を補完する役割を担うこともできる。
PPAは従来、太陽光や風力といった変動性電源の活用が中心だったが、近年はバイオマスや地熱を電源とする事例が増えており、原発の活用もその流れの一環である。九電みらいエナジーは2026年1月、保有する地熱発電所を活用し、投資法人の日本プライムリアルティが東京都内に保有するビルへ年間約900MWhを供給するオフサイトPPAを開始している。
関西電力は、再稼働済みの原子炉を7基・計6,578MW保有しており、国内で最大規模である。水力発電所は揚水を除き、148ヵ所・計約3,386MWにのぼる。