
(画像:ポート)
人材採用支援サービスなどを展開するポートは5月26日、2MW/8MWhの系統用蓄電所3件を新たに開発すると発表した。これにより、開発中と稼働済みを含む蓄電所案件は計10件となる。
3件はいずれも2026年夏頃に着工し、2027年初頭から順次運転を開始する予定である。運転開始時期は、「栃木都賀蓄電所」が2027年1月頃、「滋賀彦根蓄電所」が同年9月頃、「長野佐久第二蓄電所」が同年12月頃を見込んでいる。
各案件では、それぞれ異なるアグリゲーターを選定する方針だが、具体的な事業者名は現時点で公表されていない。これまで開発してきた蓄電所とは異なる事業者を選定し、運用性能や収益性を比較および検証することで、最適な運用体制の構築を目指す。将来的にはアグリゲーション機能の内製化も視野に入れている。なお、既存案件では、アイルランドに本社を置くGridBeyondや、チェコのアグリゲーターであるSecond Foundationの日本法人Second Foundation Japanと契約している。
3案件への投資額は合計約12億円で、複数の金融機関からグリーンローンを活用して調達する計画だ。単純計算では、1案件当たりの投資額は約4億円となり、業界水準と比べて低い水準にある。同社によると、自社で開発を手掛けることで、他社が開発した初期段階の案件を取得する場合に比べ、コストを抑えられるという。
ポートは2026年4月、2MW/8MWhの蓄電所4件の開発を決定し、蓄電所事業への本格参入を発表した。その背景には、2025年に群馬県内で運転を開始した2MW/8MWhの蓄電所3件が、初年度から黒字化を達成したことが判断材料となった。