
(画像:ヒューリック)
ヒューリックは4月1日、福島県白河市が所有する土地で、出力4.6MWdc/1.9MWacの太陽光発電所に、2.5MWhの蓄電池を併設した案件を開発すると発表した。
発表によると、2026年4月中に着工し、運転開始は2028年3月を予定している。同発電所の運営は、ヒューリックエナジーソリューションが担当し、発電した電力の販売も行う。また、設計、施工、メンテナンスはアドバンスが、品質、コスト、スケジュールなど建設プロジェクト全般の管理は、ヒューリックプロパティソリューションがそれぞれ担当する。
同案件は、白河市が公募した「旗宿地内市有地活用事業公募型プロポーザル」で、ヒューリックとヒューリックエナジーソリューションが選定されたのを受けて進められている。同市の所有地を民間事業者が借地し、利活用する PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)の一環である。対象となるのは、同市旗宿地区の3.97haの土地で、東日本大震災後に発生した除去土壌などの仮置き場として整備された場所である。
両社は白河市と土地賃貸借契約を締結するとともに、同発電所で創出された環境価値を市に供給することにも合意している。
ヒューリックは 2019年、国際的イニシアチブであるRE100に加盟した。以来、アドバンスとの非FIT太陽光発電の開発によって2023年にRE100を達成し、再エネ事業を推進してきた。また、2025年には蓄電所事業への参入を発表した。現在、系統用蓄電所を3ヵ所、蓄電池併設の太陽光発電所を2ヵ所、商用運転している。
本案件は、太陽光発電と蓄電池を組み合わせたハイブリッド型開発への関心の高まりを示すものといえる。こうしたシステムは、出力制御による売電の機会損失の低減や、余剰電力を蓄電し需給調整に活用するなど、資産価値の最大化や土地利用効率の向上にも寄与する。