クラダシと辻・本郷スマートアセット、蓄電所の共同開発でSPC設立、初号案件は2026年10月受電開始

2026年6月29日
2025年11月に基本合意した事業スキームを具体化

クラダシは6月23日、辻・本郷スマートアセットとの共同出資により、系統用蓄電所を開発、運営するSPC(特別目的会社)「合同会社クラダシ・インベストメント」を設立したと発表した。

出資比率はクラダシが51%、辻・本郷スマートアセットが49%。匿名組合員として出資および収益配分を受ける「GK-TKスキーム」を採用している。また、金融機関からの融資も視野に入れている。アセットマネジメントはクラダシが担当。EPC(設計・調達・建設)は、YKエンジニアリングとの連携を予定している。

今回のSPC設立は、両社が2025年11月に基本合意した事業スキームを正式に始動させるもの。

第一弾として、「埼玉県蓄電所」「岐阜県蓄電所」「熊本県蓄電所」の3件を開発する予定である。出力はいずれも2MW/8MWhで、受電開始は埼玉が2026年10月、岐阜が同年11月、熊本が2027年5月を予定している。

クラダシは2025年1月、蓄電所事業に参入し、同年8月には4案件の追加投資計画を公表した。2026年2月には、パワープールが設立したファンド「ジャパンパワーストレージ」へ約13.3%出資すると発表。同ファンドを通じて6案件の開発を進める計画である。エネハブの系統用蓄電所データベースによると、クラダシの初号案件である1.9MW/8.1MWh「栃木小山蓄電所」は、2025年9月に卸電力市場、11月に需給調整市場での取引を開始している。

一方、辻・本郷スマートアセットは、税理士法人グループの一員として、発電所の売買や開発支援、運営を手掛けている。また、住宅用と産業用の太陽光発電システム、蓄電池システムの設計や施工、販売も行っている。

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