
インフロニア・ホールディングス(以下、インフロニアHD)と中部電力ミライズは5月29日、再エネ事業の拡大に向けた協業の検討を始めることで基本合意したと発表した。
協業の第1号案件として、中部電力ミライズは、日本風力開発が東北で開発を進める風力発電所の電力を、PPAを通じて調達することで基本合意書を締結した。発電所の名称や規模などの詳細は明らかになっていない。
日本風力開発はこれまでに、国内で37ヵ所・合計約605MWの風力発電所を開発した実績を持つ。また、インフロニアHDは日本風力開発に加え、前田建設工業や三井住友建設を傘下に持ち、グループ全体で再エネ関連事業を展開している。
一方、中部電力ミライズは小売電気事業者として、多様なPPAを手掛けている。単一需要家向けのオンサイトおよびオフサイト太陽光PPAに加え、風力やバイオマス、水力発電を対象とした複数需要家向けに供給するスキームも展開している。
一定規模以上の小売電気事業者は、「エネルギー供給構造高度化法」のもとで、2030年度までに販売電力量の44%以上を非化石電源にすることが義務づけられている。今回のPPAを含む基本合意書の締結は、こうした非化石電源比率の向上に向けた取り組みの一環である。