GATES、2027年末までに高圧系統用蓄電所6件を開発へ、売買プラットフォームなどに知見を還元

2026年7月30日
GATESは6件のうち4件を中部エリアで開発する

系統用蓄電所案件の売買プラットフォームを運営するGATESは7月27日、グループ会社を通じて高圧蓄電所6件を開発すると発表した。2027年末までの完工と運転開始を目指している。

6件のうち4件は中部エリアに立地する。長野県飯山市の「長野瑞穂豊蓄電所」と「長野飯山蓄電所」、岐阜県多治見市の「岐阜多治見蓄電所」、静岡県掛川市の「静岡淡陽蓄電所」である。残る2件は、北陸エリアの石川県加賀市の「石川分校町蓄電所」と、四国エリアの愛媛県上島町の「愛媛生名蓄電所」となる。

各案件の設備容量は公表されていない。ただし、高圧接続の蓄電所は、特別高圧の区分となる2MWを下回る容量で設計される例が多く、運転継続時間は4時間程度が主流である。

GATESは今回の開発にあたり、売買プラットフォーム「蓄託(TIK TAK/チクタク)」に集まる全国の用地情報や、一般送配電事業者との接続検討を終えた権利付き用地の情報を活用する。エネルギー事業の推進に向け、発電事業者の登録申請も行う。

開発と運営を通じてえられる実務データやノウハウは、売買プラットフォームのサービス改善のほか、新規参入を検討する事業者向けのコンサルティングにも活用する方針だ。

同社は2012年に設立され、2025年12月に同プラットフォームを立ち上げた。土地所有者と蓄電所事業者、投資家をつなぐもので、2026年7月からは完工済みの開発案件も取り扱っている。

2026年3月には、関西電力と系統用蓄電所事業に関する協業の可能性を検討するための業務提携基本契約(MOU)を締結したことを公表した。不動産分野におけるGATESの知見と、関西電力のエネルギー事業のノウハウを組み合わせることが目的である。今回の6件への関西電力の関与は明らかにされていない。

稼働済みの太陽光発電所を売買するセカンダリー市場でも、GATESは2025年に未来環境エネルギー計画と業務提携を発表している。同社は再エネ設備の設計、施工、保守を手掛けている。

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