大和エナジー・インフラ、あおぞら銀行と融資契約を締結、北海道の38MW/160MWh蓄電所向け

2026年5月24日
千歳蓄電所は、2027年10月の運転開始を予定

大和エナジー・インフラは5月19日、同社のSPC(特別目的会社)を通じて、あおぞら銀行とプロジェクトファイナンスによる金銭消費貸借契約を3月31日付で締結したと発表した。

調達資金は、北海道で開発を進める38MW/160.3MWhの「千歳蓄電所」に充当する。運用形態はマーチャント(完全市場取引)型で、2027年10月の運転開始を予定している。

蓄電システムは伊藤忠商事が供給する。大和エナジー・インフラは、2025年時点で5MWhの蓄電設備32基を導入する計画を示しており、BYD製のリユース蓄電池「MC Cube MC10C-B5010-E/U-R2」を採用する可能性がある。同製品は、伊藤忠商事が国内で「Blue Storage」ブランドとして展開している。

EPC(設計・調達・建設)は京セラコミュニケーションシステムが担当する。資産管理は大和リアル・エステート・アセットマネジメント、運転開始後の電力運用は大阪ガスが担う。

融資額は公表されていないが、複数メディアによると、総事業費は約100億円となる見込みだ。これは約6,200万円/MWhに相当する。

大和エナジー・インフラは、北海道札幌市で稼働中の「しんかわ蓄電所」に約50.9%出資しているほか、熊本県錦町の案件など、複数の蓄電所開発を進めている。

また、親会社の大和証券グループ本社は、2024年の資本業務提携を通じて取得したあおぞら銀行株を約23.6%保有している。日本経済新聞によると、同グループは2030年度までに系統用蓄電所事業へ約1,000億円を投資する計画だ。

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