4月6日~12日JEPXスポット価格、システムプライス平均は15.35円、前週比0.32円下落

2026年4月14日
電力取引
東京エリアでは一時50円/kWhを記録

日本卸電力取引所(JEPX)によると、4月6日~12日のシステムプライスの日平均は以下の通りであった。週平均は15.35円/kWhとなり、前週比では0.32円の下落となった。表の単位は、円/kWh。

4/6
(月)
4/7
(火)
4/8
(水)
4/9
(木)
4/10
(金)
4/11
(土)
4/12
(日)
12.6820.0714.7517.9322.3910.039.60

週内で最も高い日平均を記録した4月10日は、特定の時間帯での急騰はみられず、昼間の時間帯を中心に価格が底上げされる形で推移し、結果としてシステムプライスを押し上げた。当日は全国的に雨や曇天となり、太陽光の発電量が伸び悩んだことが影響したとみられる。JEPXが公表する入札カーブを見ると、晴天だった8日と比べ、曇天となった10日は昼間の時間帯における売り入札価格が上昇していたことが確認できる。

また、週を通じて平日(4月6日~4月10日)は、夕方の時間帯に高値が多くみられた。特に、17:30~19:30のシステムプライス平均は27.31円/kWhとなった。エリアプライスでは、4月7日の関西エリア18:00~18:30で37.54円/kWh、4月9日の東京エリア18:30~19:00で50円/kWhを記録するなど、価格がスパイクした時間帯もあった。これらは、日没に伴う太陽光発電の出力低下が価格に直接影響したと考えられる。

こうした週内の動きに加え、足元のスポット市場は前年同月と比較して全体的に高い水準で推移している。その背景の一つとして、2026年2月末から続いている中東情勢の緊迫化が挙げられる。これに伴い、アジアのLNGスポット価格は上昇傾向にあり、電力価格にも反映されているとの見方もある。燃料在庫については現時点では大きな懸念はみられないものの、情勢が長期化した場合には、JEPXスポット価格への影響が拡大する可能性があり、今後の動向が注目される。

電力市場に関わる最新のニュースをメールで毎週受け取りたい方は、ぜひエネハブのニュースレター(無料)にご登録ください。

系統用蓄電所トラッカー

国内で公表されている500件以上の系統用蓄電所プロジェクトに関するデータにアクセスできるトラッカーサービス。各案件の事業者、アグリゲーターなどのステークホルや設備の詳細情報など、実務に役立つ情報をご覧いただけます。

コーポレートPPAトラッカー

国内で公表されている800件以上のコーポレートPPA契約をデータベース化し、発電事業者、小売電気事業者、需要家などの情報をまとめ、契約単位毎に詳しい情報にアクセスできるようにサービスをご提供します。

その他の電力市場最新ニュース

エネハブでは、公表されている蓄電所コーポレートPPA詳細を簡単にアクセスできるデータベースサービスを提供しています:

エネハブでは、公表されている蓄電所コーポレートPPA詳細を簡単にアクセスできるデータベースサービスを提供しています:

月次レポート

電力市場&市場トラッカーのサンプル(過去号の完全版)をご希望の方は以下のフォームよりお知らせください。メールでお届けします。