
(画像:Hirorinmasa, CC BY-SA 3.0)
関西電力は5月28日、福井県の原子力「大飯発電所」4号機の調整運転を開始した。同機の出力は、5月29日午前18時40分時点で50%に達しており、今後は、総合負荷性能試験を経て、6月22日に本格運転を再開する予定だ。
同機は2026年3月4日から定期検査を実施している。今回の検査では、2次系配管146ヵ所の超音波検査や蒸気発生器電熱管の非破壊検査を実施。また、過去の点検で減肉傾向が確認された部位に加え、今後の作業や保守性を考慮した部位を一部ステンレス鋼の配管に交換した。さらに、燃料集合体193体のうち85体(うち36体は新燃料集合体)の取り替えを実施した。
大飯4号機は、2027年6月21日に次回の定期検査を予定している。
関西電力では7基の原発を再稼働している。現在運転中の発電所は、高浜原発1号機と4号機、大飯原発3号機の計3基。高浜原発2号機は2026年1月から、3号機は4月から定期検査のため停止中で、それぞれ6月21日と11月8日に本格運転を再開する予定だ。一方、美浜原発3号機は5月8日から運転を停止しており、現時点では運転再開の見通しは立っていない。