
(画像:クローバー・テクノロジーズ)
柴田商事は、山形県鶴岡市で開発を進めていた2MW/8MWhの系統用蓄電所について、2026年5月に系統連系を完了し、運転を開始した。これは、施工などを手掛けたクローバー・テクノロジーズが6月25日に発表したものである。
本事業では、クローバー・テクノロジーズが用地の確保から設計、施工、監理までを一貫して担当した。蓄電池システムはSigenergy製、制御システムはUnivers製とオーナンバ製を採用した。アグリゲーターはデジタルグリッドが務めており、すでに卸電力市場での取引を開始している。今後は、需給調整市場への早期参入も予定している。
両社は、本発電所を皮切りに、全国各地で蓄電所の開発と運用を積極的に推進する方針である。現在も複数地域で新規案件の開発準備を進めているという。
柴田商事は、建築工事や板金工事に加え、太陽光発電事業も展開している。経済産業省の事業計画認定情報によると、FIT/FIP制度のもとで高圧太陽光発電所13件・計約9MWと、低圧太陽光発電所41件・計1.9MWを保有している。
一方、クローバー・テクノロジーズは2016年設立で、太陽光発電所の開発などを手掛ける。2025年1月には、系統用蓄電所のアグリゲーターや制御システム開発を担う子会社「GREEN ACTION」を設立。その後、同年4月にはグリーンエナジー&カンパニーがGREEN ACTION株式の51%を取得した。クローバー・テクノロジーズは、蓄電所の開発支援に加え、運用開始後のサービス領域の拡大に向けて取り組んでいる。